警備員の就業規則、一般テンプレートでは対応できない理由|山田社会保険労務士事務所
警備業に関するコラム Series.07

警備員の就業規則
一般テンプレートでは対応できない理由

「就業規則はある」だけでは、警備会社の労務リスクは防ぎきれません。変形労働時間制、仮眠、現任教育、欠格事由、制服管理まで、警備業の現場に合った条文設計が必要です。

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警備業特化の就業規則
警備業法×労働基準法
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現在の就業規則を送るだけで、警備業法・労働基準法の観点から無料で簡易チェックします。

一般テンプレートを使っている、数年前に作ったまま、変形労働時間制や教育時間の扱いが不安という警備会社様向けの相談導線です。

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「就業規則はある」では不十分な理由

就業規則は、常時10名以上の労働者を使用する事業場に作成・届出が義務付けられています。多くの警備会社では、開業時や従業員が増えたタイミングで就業規則を整備しています。

しかし、問題はその中身です。一般的な就業規則テンプレートは、製造業・小売業・オフィスワークを前提にしていることが多く、警備業特有の勤務実態までは想定されていません。

最も多い落とし穴 インターネット上の無料テンプレートや汎用的な就業規則では、警備業法、変形労働時間制、仮眠時間、教育時間、欠格事由、制服・護身用具管理まで十分にカバーできません。その結果、「就業規則はあるが、警備業の実態と乖離している」状態が生まれます。
確認ポイント:常時10名未満の事業場は就業規則の作成義務がありません。ただし、警備業では公安委員会対応、労基署対応、労使トラブル予防の観点から、小規模でも整備しておくメリットがあります。
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「就業規則はあるが、中身に自信がない」場合は、まず無料簡易チェックをご利用ください。

現行規則のPDFやWordデータをお送りいただければ、警備業特有の不足項目を優先順位つきで確認します。

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一般テンプレートで対応できない7つのポイント

警備会社の就業規則では、一般業種にはない論点を条文化しておく必要があります。特に以下の7項目は、労基署対応・公安委員会の立入検査・未払い賃金トラブルのいずれにも関係します。

1
労働時間・シフト
変形労働時間制の規定

警備業では夜勤・宿直・長時間拘束の現場が多く、1か月単位または1年単位の変形労働時間制を前提に設計するケースが少なくありません。就業規則に根拠規定がなければ、シフト実態と規則が分離してしまいます。

リスク変形労働時間制の根拠が弱いと、想定していた勤務が時間外労働として扱われ、未払い残業代のリスクが大きくなります。
2
仮眠・手待時間
仮眠・休憩・緊急対応の取り扱い規定

施設警備や宿直勤務では、仮眠時間が本当に休憩なのか、緊急対応義務のある手待時間なのかが争点になります。就業規則では、休憩の自由利用、緊急対応時の労働時間算入、代替休憩の扱いを整理しておく必要があります。

リスク「仮眠だから無給」と一律処理していると、実態によっては後日まとめて労働時間と認定される可能性があります。
3
警備業法上の教育
新任教育・現任教育と賃金の連動規定

警備業法上の教育は、警備会社にとって避けて通れない義務です。教育時間を労働時間として扱うこと、賃金を支払うこと、教育記録を作成・保存することを、規程と実務で一致させる必要があります。

リスク「研修中は無給」「休日に任意参加」という運用は、賃金未払いトラブルにつながりやすい典型例です。
4
責任者の役割
指導教育責任者・管理者の職務権限

警備業には、一般企業にはない指導教育責任者などの役割があります。職務内容、教育・巡察・書類作成の責任範囲、現場勤務との兼務、残業代の扱いを明確にしておくことが重要です。

リスク指導教育責任者を自動的に管理監督者扱いにすると、名ばかり管理職として争われる可能性があります。
5
採用・欠格事由
欠格事由の確認・就業停止・解雇条項

警備員には欠格事由があります。採用時の確認だけでなく、在職中に欠格事由が判明した場合の就業停止、配置転換、退職・解雇の扱いを定めておく必要があります。

リスク根拠条項がないまま現場から外したり解雇したりすると、不当解雇や賃金請求の争いに発展することがあります。
6
制服・備品管理
制服・護身用具の貸与・返却・紛失時対応

警備業では制服、警戒棒、無線機、装備品などの管理が重要です。貸与、返却、汚損、紛失、退職時の未返却、費用負担の範囲を明文化しておくことで、退職時トラブルを防ぎやすくなります。

7
現場トラブル対応
カスタマーハラスメント対策規定 要整備

警備員は、通行人、施設利用者、顧客担当者など第三者と直接接する機会が多い職種です。暴言、威圧、不退去、過剰要求に対する報告ルール、現場離脱の判断、警察通報、相談者への不利益取扱禁止を規定化しておくことが重要です。

リスク現場任せにすると、警備員の安全配慮義務違反や離職リスクにつながります。
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上記7項目のうち2つ以上に不安があれば、一般テンプレートのまま運用するのは危険です。

山田社会保険労務士事務所では、警備業の現場運用に合わせて本則・賃金規程・育児介護休業規程を一体で見直します。

03

「作ったきり」の就業規則が抱えるリスク

就業規則は、一度作れば終わりではありません。労働関係法令は毎年のように改正され、警備業の現場運用も人員構成や受注現場によって変化します。数年前に作成したままの規則では、現行の運用と合わなくなっている可能性があります。

2022年4月〜
育児介護休業法改正
産後パパ育休、育休分割取得などに対応する規程整備が必要になりました。
施行済
2023年4月〜
有期雇用労働者の育休要件見直し
古い規程に残る取得制限条項は、現行制度と合わない場合があります。
施行済
2025年4月〜
育児介護休業法改正対応
子の看護等休暇、残業免除、柔軟な働き方に関する規程の見直しが必要です。
要確認
毎年10月頃
最低賃金の引上げ
固定残業代、深夜割増、資格手当込みの賃金設計が最低賃金を下回っていないか確認が必要です。
毎年確認
今後対応
カスタマーハラスメント対策
警備現場に合った相談体制、報告ルール、対応権限、不利益取扱禁止を規程化しておく必要があります。
先行整備
放置リスク 法改正に未対応の就業規則を使い続けると、労基署調査、従業員からの請求、公安委員会の立入検査、採用・定着率の低下といった複数の問題が同時に顕在化します。
04

一般テンプレートとの対応力比較

確認項目一般テンプレート警備業特化規則
変形労働時間制×
規定なし、または汎用的

警備シフトに合わせて設計
仮眠・手待時間×
具体的な判断基準なし

休憩・待機・緊急対応を明文化
新任・現任教育×
警備業法との連動なし

教育時間と賃金扱いを規定
指導教育責任者×
一般業種にない役割

職務・権限・残業代を整理
欠格事由×
警備業法への言及なし

確認・就業停止・退職対応を規定
制服・装備品
物品貸与程度

貸与・返却・紛失対応まで整理
カスハラ対策
抽象的な記載

警備現場の対応手順まで規定
法改正対応
作成時点のまま放置されがち

定期見直しを前提に整備
COMPARISON RESULT

比較表で「一般テンプレート側」に近い場合、早めの見直しをおすすめします。

特に変形労働時間制、仮眠時間、教育時間、欠格事由は、トラブル発生後に整備しても間に合わない論点です。

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今すぐ確認すべき自己診断チェックリスト

現在の就業規則を手元に置いて、以下の項目を確認してください。1つでも確認できない項目があれば、見直し候補です。

警備会社向け 就業規則 自己診断チェックリスト
A. 労働時間・休憩
1か月単位または1年単位の変形労働時間制の根拠規定がある
宿直・仮眠時間の有給・無給の区別が明記されている
緊急対応が発生した場合の労働時間算入ルールがある
直行直帰・現場移動・集合時間の扱いが整理されている
B. 警備業法固有事項
指導教育責任者の職務・権限が条文で定義されている
欠格事由に該当した場合の就業停止・退職対応がある
制服・装備品の貸与・返却・紛失時の取り扱いがある
新任・現任教育時の賃金扱いが明記されている
C. 賃金・手当
深夜割増・休日割増・時間外割増の計算方法が明確である
資格手当・職務手当・交通費の支給基準が客観的である
固定残業代を導入している場合、最低賃金割れを確認している
D. 基本整備
常時10名以上の場合、労働基準監督署に届出をしている
従業員に周知されている
最終改定日が古すぎず、法改正に対応している
チェックできない箇所があった場合 「どこに書いてあるかわからない」「実際の運用と違う」箇所は、トラブル時に会社を守る根拠として機能しにくくなります。従業員との紛争、監督署調査、公安委員会対応で問題が出る前に点検しておくことが重要です。
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警備業特化の就業規則整備サービス

山田社会保険労務士事務所では、警備業法と労働基準法の両方を踏まえ、警備会社に特化した就業規則の作成・見直しを行っています。単に条文を整えるだけでなく、実際のシフト、現場配置、教育、賃金計算まで運用できる形に落とし込みます。

新規作成
  • 就業規則本則の作成
  • 賃金規程・育児介護休業規程の整備
  • 変形労働時間制・仮眠・深夜割増の設計
  • 教育義務・欠格事由・指導教育責任者規定の組み込み
  • 労働基準監督署への届出サポート
既存規則の点検・改定
  • 現行規則の不足項目チェック
  • 警備業法・労働法の両面からリスク確認
  • 法改正対応状況の洗い出し
  • 賃金規程・資格手当・交通費規程の見直し
  • 改定後の周知・運用アドバイス
1
一般テンプレートとの最大の違いは、警備業法・労働基準法・現場運用を一体で設計する点です。
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現在の就業規則を送っていただくだけで、無料簡易チェックから始められます。
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就業規則本則だけでなく、賃金規程、育児介護休業規程、雇用契約書との整合性まで確認します。
【免責事項】本コラムは一般的な情報提供を目的としており、個別の就業規則内容を保証するものではありません。法令改正や行政解釈により取り扱いが変わる場合があります。実際の作成・改定は、会社の勤務実態、従業員数、警備業務区分、現行規程の内容を確認したうえで判断してください。
FREE CHECK

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無料簡易チェックを実施します

「うちの規則は大丈夫か?」という確認だけでも歓迎です。警備業法と労働基準法の両面から、優先的に直すべき箇所をわかりやすくフィードバックします。

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